『pot and tea』の松井翠さんのしなやかでストイックなものづくり
“くつろぎやインスピレーションをもらうひととき、日常のお茶の時間を大切に”をテーマにものづくりする『pot and tea』の松井翠さん。ブランドスタートは2013年、今年で10年目を迎えます。ユーモアのある刺しゅうをほどこしたバッグ、ボタンがずらりと並んだシャツ、洋服をバランスよく着こなせるワイドパンツ。生み出されるすべてのアイテムに松井さんのこだわりが詰まっています。愛らしいブランドの世界観に反して、松井さんのものづくりはとてもストイック。“表現したい”という衝動に突き動かされ、『pot and tea』は続いてきまし た。「子供の頃から、絵を描いたり文章を書いたり、クリエイティブなことが好きでした。実は、芸術家に憧れていて。 アウトプット欲がとても強くて、自分の作ったものを見てほしい気持ちです。
流行は気にせず、アイデアの素にするために何かを見たり探したりすることはあり ません。巡り合わせや縁、自然の中で見かけたもの。小さなかけらを紡ぎながら、内から生まれるものに集中しています」
ブランド10年目を迎え、新たに挑戦してみたいこともあるそう。「ユニセックスのアイテムを作ったり、今までとは違うタイプのアイテムに挑戦したり。まだ出会えていない方にも、ブランドを知ってもらえるような商品を作りたいです。いつかお店を構えたり、一緒に働く仲間を増やしたりして、新しい場所作りにも挑戦できたら」
松井さんの1日の始まりは自分を整えることから。アーサナ(ヨガのポーズ)、半身浴、瞑想と祈りを行うのがルーティン。 冷えやすい体質のため、あたためることや血行を良くすることも気をつけています。『HOKOS』のアンクルウォーマーは、 厚さや履き心地が気に入って愛用中。コス メを手作りしたりハーブティーを配合するなど、自分の心地よさを研究しています。 「仕事でもどんな時でも、直感を大事に。 良いエネルギーにチャンネルを合わせることで、トラブルや嫌なことからも回避でき ます。生き方や考え方は誰かに教えてもら うものではなく、自分の中に答えがある。 人生は、そう切り拓いていくのかなと思います」
くしゅっとさせず、伸ばして使うことでレギンスのように見えるアンクルウォーマー。通気性がよく、夏でもほどよくあたためてくれる。
リバーレースのワンピース。 ヨーロッパで200年前に造られたレース編み機を使用して作られたとても貴重な1枚。
PROFILE